お疲れ様です。
トレカコレクターのカツドンです。
ここ1、2年でトレカって急激に高騰しましたよね。
今回はそのトレカの急激な高騰要因についての考えられるものを書いていこうと思います。
要因その1「オリパ」
カードショップへ行くと基本どこのお店でもオリパを置いていますが、
1パック数万円もする高額オリパをよく目にします。
オリパとはオリジナルパックの略で、ショップや個人がシングルカードを詰め合わせて、中身が分からないようにしてクジのように売る商法です。
オリパや福袋は高額で買われにくいカードや傷ありコレクション品などの在庫処分の意味合いが強いです。
仮にショップがカードを高く買ってしまってなかなか売れない場合でも、
色んなカードを詰め込んでオリパにすれば普通に売るより利益を乗せてオリパで在庫処分できてしまいます。
買取価格を落としてしまったらオリパに封入しているカードの価値が落ちることになり、売れにくくなるため、ショップもカードの買取価格を落とさなくなります。
そのため、オリパを買う人さえいればカードの買取価格は落ちることはなく、
オリパが売れれば抱えている在庫が無くなるため、
ショップも在庫を更に集めるために買取価格を上げていきます。
最近では個人でオリパを売っているような人も多いですが、
そういう人も大量にカードを買ってオリパで大量に売りさばくので、
大口の買い手になっています。
そもそも昔は高額オリパなんて殆ど無く、高額のオリパが流行り始めてから一気にトレカが高騰し始めたように感じます。
オリパは何がどういう状態で入っているか分からないので、
私は買ったことはありませんし、これからも買うつもりはありません。
要因その2「利益目的の購入」
ここ1、2年で利益を目的とした投機的な購入者が増えました。
利益目的の購入は普通の趣味の範囲の購入金額とは違いますから、
今まで趣味の為だけに皆さんが買っていた時より、明らかに買われれる金額は大きく増えました。
売り手は売れれば次は更に高い値段で売り、
買い手も「どうせ値段が上がるから…」と正直欲しくもないものを値段が上がるからという理由でとりあえず買う、それが繰り返されてバブル状態になっています。
巷では”トレカ投資”と言われていますが、ファンダメンタルズに基づかない、CFを生み出さない投資は短期だろうが長期だろうが投資ではなく投機なので、”トレカ投資”ではなく”トレカ投機”だと思います。
要因その3「有名インフルエンサー」
トレカ以外の有名インフルエンサーがトレカの動画を上げ始めたり、
トレカ界隈の有名インフルエンサーがトレカ以外のチャンネルの動画に出たりしてトレカコレクションというものが世に認知されて来ていると感じています。
と言うのも、カードのコレクションをやっていると友人に言うと、
「きまぐれクック見ているけど遊戯王凄いよね!」とか「MTGってトモハッピーのやつでしょ?」と最近言われます。
やはりYouTubeの影響力は凄まじいなと感じています。
勿論純粋な趣味のみのコレクターも新規参入していると思いますが、
基本的にインパクトを出すために「これだけ高騰した!」と値段目線で語られることが多いので、
それを見て儲かるんじゃないか?と考えて”要因その2”のような利益目的の参入者を増やすことへも繋がっていると考えられます。
要因その4「コロナ禍での大規模金融緩和」
金融関連に明るくないと金融緩和とカードの高騰を結び付けにくいと思いますが、
確実にここも影響してきていると思います。
「そもそも金融緩和って何ぞや?」と疑問に浮かぶと思いますが、
簡単に言うと、コロナで不景気になるから、中央銀行がその対策にお金をばらまくぜ!って政策です。(超絶簡略化しています。)
コロナにより、世界中の国々で金融緩和が行われました。
これにより、市中は金余り状態になってお金の価値は著しく低下し、
インフレを引き起こしました。
お金が余っているからと言っても、
飲み会やイベントなどサービスへの消費はコロナで出来ず、
行き場を失ったマネーは、まずは株式等の金融資産へ流れ、
世界の株価は史上最高値を連日付けるような株高になりました。
そこで儲かったお金は最終的に高級なモノへの消費へ向かいました。
高級車、高級時計等はこれにより値上がりましたが、
同じ流れで一部のお金がトレカ界隈にも流れ込んできました。
まとめ
以上が個人的にトレカがここ数年で急激に高騰している要因だと考えています。
あくまで個人的な見解なので、別要素もあると思いますが、皆さんどう思いますか?