こんにちは。
カツドンです。
今回はフリマアプリなどで出回りつつある偽物のPSA鑑定品についてです。
PSA鑑定品とは?
トレーディングカードの鑑定機関です。
PSA社が真贋鑑定鑑定を行い、本物のカードであれば状態によって1~10までの10段階で状態のグレーディングが行われます。
さらに、超音波溶接でPSAケースの中にカードが密閉保管されるため、カードを取り出したりすり替えたりすることができなくなります。
ただ、今年初に偽物のPSA鑑定済みのポケカがメルカリで売れていて、
PSA鑑定であれば本物のカードだから警戒しないでも買うというのは危険です。
PSA鑑定品の偽物について
実際にメルカリで売れてしまった偽物はこちらです。
ぱっと見はほぼ変わらないように見えますが、
グレーディングが10の場合は"GEM-MT"と表記される所が"JEM-MT"と表記されていたり、PSAケースはカード以外のところは半透明のはずなのに、無色透明になっていたりとよく見るといくつか違いがあります。
こちらが私の持っているPSA鑑定品ですが、ケースの透明度が違いますね。
PSA鑑定品の偽物って作れるの?
ここまで見ると専用ケースで超音波溶接なんてやっているのに偽造品なんて作れるの?って疑問思うかもしれませんが、
実はPSAのケースは中国のサイトで安く販売されています。
さらに、超音波溶接機も中国のサイトで10万円~20万円程度で販売されていますので、
いとも簡単に偽造品を作ってしまうことができてしまいます。
PSA鑑定品の偽物の見分け方
※最近はさらに精巧な偽物が出回っています。最新記事をご覧ください。
ケースの透明度
ざっとサイトをみてみましたが、本物のPSA鑑定品のケースと同じ無色透明のケースはありませんでした。今後出てくる可能性はありますが、透明度の確認は現状有効な手段だと思います。
ケース右下のロゴ
実は本物のケースはよく見ると右下に「PSA」とエンボス加工のようなロゴがあります。
こちらも本物と偽物を見分ける手段の一つです。
照明番号の確認
PSA鑑定品は全ての鑑定品に8桁の登録番号が振られています。
こちらは一意の番号になるため、他の鑑定品との重複がありません。
こちらはPSAのホームページで番号を検索し、実際にPSAのデータベースに鑑定品として登録されているかを確認できます。
私の保有しているPSA鑑定品を検索すると以下のように出ました。
ちゃんとPSAで登録済みのカードです。
しかし、登録されていれば確実に問題ないかというとそうではなく、
どこかから番号を拾ってきて偽造している可能性があるので気が抜けないです。
ただ、ここで検索して何もヒットしなければPSAに登録されていない番号なので、
非常に怪しいです。(というかほぼクロです。)
まとめ
以上がPSA鑑定品の偽物についてのお話でした。
PSAだから確実に本物であるとも言えない時代になってきました。
カードを買う際はPSA鑑定品か否かに関わらず、常に警戒感を持つ必要がありそうです。
ただ、稀に本物のPSAが偽物のカードを鑑定してしまったということもあるようです。